[読書メモ]『ADHD 注意欠如・多動症の本』

p32
ADHD的な特徴を幼いときにもっていたといわれる人々の中に、自由でユニークな発想をしたり、非常に創造的な仕事をしたり、独特の魅力で人を引きつけ、リーダーシップを発揮したりする人もいます。彼らの突発的、衝動的な思考回路は、既成の概念や様式にとらわれないがゆえに、誰も思いつかなかった仮説、発想の転換といったスパークを放つこともできるのです。

p47
どのような行動も「この子はこんなふうにしかできない不器用な子」と考えたほうが子どもを援助しやすくなります。

p58
つい子どもの問題行動のほうに目がいってしまい、いいところを見つけにくいというお母さんは多いが、書き出してみると長所は見つかるもの。

p61
逆にお母さんも片づけべたな場合は、お母さんも苦手な片づけを頑張っているという姿勢を見せて、一緒に頑張るのもいいでしょう。

p65
子どもが不安がったり、おびえたりしても、「そんなこと言ってどうするの」などと言って、子どもの不安や心配にふたをしない。このような対応が続くと、ほんとうに助けが必要なときも、子どもからの助けを求める声が聞けなくなる。